市民後見人とは

市民後見人は、家庭裁判所から成年後見人等として選任された一般市民のことであり、専門組織による養成と活動支援を受けながら、市民としての特性を活かした後見活動を地域における第三者後見人の立場で展開する権利擁護の担い手のことであるとされています。
大阪府では、大阪市、堺市を含めて府域全域で同一の理念・基準に基づいて活動をおこなう取り組みを進めており、富田林市では平成24年度から事業に取り組み、市民後見人に必要な知識や技術、態度を身に付けるための市民後見人養成講座や講座受講後の研修、市民後見人受任後の相談支援などの体制作りを行っています。

市民後見人ショートムービー

何故、市民後見人が求められているか

市民後見人は、「市民という立場」を持って成年後見人としての活動を行うことに特徴があります。近くに住む人同士で助け合う「支え合い活動」としての後見活動が市民後見人としての活動であり、判断能力が不十分になった方の「本人らしい生活」・「本人らしい変化」を支えることが市民後見人に期待されている活動だとされています。

住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、本人に寄り添いその意思や意向を代わりに伝えること。安定した生活をするために必要なサービスの活用や計画的な財産管理などを行うこと。そうした活動が地域の中で広まることで、皆が安心して住み続けることの出来るまちとなることが「市民という立場」で後見人活動を行う意義となります。

市民後見人になろうと思ったきっかけ(動機)の紹介

市民後見人になろうと思い、講座を受講した方の思いを紹介します。

  • 社会福祉・地域福祉に何か役に立つ老後を過ごしたく思っている。
  • 誰もが地域で安心して暮らすことができる地域福祉活動のお手伝いをさせていただきたいと思っている。
  • 個人としてもサポートすることで貢献できるのではと考えた。
  • 親の介護を経験し、地域活動に取り組みたいと思うようになった